FX(為替)を取引するうえで政策金利・インフレ率は参考にする指標のひとつですよね。
今回はメキシコに住んでいて、物価についてお話します。
正直なところ、メキシコの物価は商品によって大きく違います。
日用品:日本と変わらないかちょっと安いくらいです。
食料品:野菜は日本の1/2くらいと思っていいと思います。
魚は日本と同等。肉類は日本の1/2~2/3くらいですね。
スーパーに売っているパンは安いです。(美味しくありませんが。。。)
家具、家電製品:日本の1.5~2倍くらい。結構高いです。
衣料品:ピンキリです。ブランド品は日本同様高いですし、安い物になるととことん安い物もあります。
レストラン:50円程で腹いっぱいになる店(タコス屋さんとか)もあれば、日本より高い店もあります。日本食店は日本のレベルで比較すると割り増し感が大きいですね。
スターバックス:日本よりは安いと思いますが、年々値上がりしています。
この調子で値上がりし続けると、数年後は日本と変わらない価格になり、スタバは高級コーヒーショップになります。(現地の人から見たら高級店かもしれませんがね。)
ここで、値上がりという言葉を使いました。スターバックスは年が明け、物価上昇率が発表された時点で物価上昇分(多分端数切り上げ)は必ず価格に反映します。他のスーパーレストランも同様な店が大半です。
金利が高い分、インフレ率が高くなっています。また、働く従業員も物価上昇分は必ず給料に反映されています。労働需要が高く従業員の獲得競争が激しいメキシコでは物価上昇分プラスαの給料アップが必然となっている状況です。(4~5%UPが標準です。)
4~5%がインフレの給料アップで、昇給とは別です。すごいですね。
長期的にはインフレが高く貨幣価値が下がっていくという反面、資源国であり若い労働資源の多くあり、今後も成長が見込まれるため、インフレ率と経済成長の相対関係で貨幣価値が決まると思っています。
インフラ整備も含めて、日本の高度経済成長期に十分匹敵する経済成長も夢ではないと思っています。
陽気でお祭り・パーティー好きなメキシコ人ですが、実は意外と真面目な働き者が多いですし、若い年代の専業主婦も余りおらず、働いています。子供はおじいちゃん・おばあちゃんが面倒みていて若い層は働きに出ています。
その点、若い労働力が多く、日本より専業主婦が少なく1人当りのGDPも伸びてくるんじゃないかと思ってるんですがね。
このことから、私は長期的にはメキシコは貨幣価値が上がると踏んでいます。
インフレ率は高いですが、成長に伴って貨幣価値が上がり、成熟期に入ったところで政策金利は下がっていくのではないかと思っています。
こうなると、スワップ狙いも考えなくてはなりませんが。。。
2019年の予想としては、金利は平行のままで、為替も2018年同様の5.0~6.2円間で推移するのではないかと思っています。他国の間接要因で瞬間的に大振れする可能性はありますが。。。
今回は、メキシコのインフレについて書いてみました。
あくまで、私が考える考察・予想であり、投資は自己責任でお願い致します。
もしかしたら、メキシコ旅行は今がチャンスかもしれません。観光名所が多いメキシコですが、カリブの真っ白い砂浜で何もせずオールインクルーシブでノンビリと一日過ごすのも贅沢ですよ。