首脳国会議という言葉(会議)があります。
先進国(主要国)首脳会議G7
加盟国:日本・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・カナダ
特徴:世界をリードする先進国代表選手的な存在
BRICS首脳会議
加盟国:ブラジル・ロシア・インド・中国・(南アフリカ←後付け)
特徴:巨大な国土面積と資源と人口を有する世界を席巻しかねない国家
ネクスト11
加盟国:イラン・インドネシア・エジプト・トルコ・ナイジェリア・パキスタン・バングラデシュ・フィリピン・ベトナム・メキシコ・韓国
特徴:21世紀、先進国の仲間入りが有力視される次世代の先進主要国候補の国家
上記3会議の国の中で、G7とBRICSは正しく世界をリードする国家の集まりに間違いは無くGDPからみても納得できる国家である。南アの後付けは除きます。ネクスト11は、果してそうなのか?
下表は2018年のGDPランキングです。上位にG7とBRICs(小さい小文字sは南アを除いています。)は上位であり結果も出ています。(南アは論外)
しかし、ネクスト11はバラツキがあり、近隣国にはるかに及ばない国もあります。
順位 | 国名 | 単位: 10億USドル |
1位 | アメリカ | 20,494.05 |
2位 | 中国 | 13,407.40 |
3位 | 日本 | 4,971.93 |
4位 | ドイツ | 4,000.39 |
5位 | イギリス | 2,828.64 |
6位 | フランス | 2,775.25 |
7位 | インド | 2,716.75 |
8位 | イタリア | 2,072.20 |
9位 | ブラジル | 1,868.18 |
10位 | カナダ | 1,711.39 |
11位 | ロシア | 1,630.66 |
12位 | 韓国 | 1,619.42 |
13位 | スペイン | 1,425.87 |
14位 | オーストラリア | 1,418.28 |
15位 | メキシコ | 1,223.36 |
16位 | インドネシア | 1,022.45 |
17位 | オランダ | 912.9 |
18位 | サウジアラビア | 782.48 |
19位 | トルコ | 766.43 |
20位 | スイス | 703.75 |
21位 | 台湾 | 589.39 |
22位 | ポーランド | 586.02 |
23位 | スウェーデン | 551.14 |
24位 | ベルギー | 533.15 |
25位 | アルゼンチン | 518.09 |
26位 | タイ | 487.24 |
27位 | オーストリア | 457.64 |
28位 | イラン | 452.28 |
29位 | ノルウェー | 434.94 |
30位 | アラブ首長国連邦 | 424.64 |
31位 | ナイジェリア | 397.27 |
32位 | アイルランド | 372.7 |
33位 | イスラエル | 369.84 |
34位 | 南アフリカ | 368.14 |
35位 | 香港 | 363.03 |
36位 | シンガポール | 361.11 |
37位 | マレーシア | 354.35 |
38位 | デンマーク | 350.87 |
39位 | コロンビア | 333.11 |
40位 | フィリピン | 330.85 |
41位 | パキスタン | 312.57 |
42位 | チリ | 298.17 |
43位 | バングラデシュ | 287.63 |
44位 | フィンランド | 275.32 |
45位 | エジプト | 249.56 |
46位 | チェコ | 242.05 |
47位 | ベトナム | 241.27 |
48位 | ルーマニア | 239.85 |
49位 | ポルトガル | 238.51 |
50位 | イラク | 226.07 |
ベトナム・フィリピン・パキスタン・バングラデシュは近隣国のタイやマレーシアよりも低く、50位以内でも下位に位置します。その一方で、韓国・メキシコ・インドネシアは上位に位置し、EUの先進国と言われる各国に肩を並べる位置にいます。
ちなみに上表の順位が太文字が2019年6月に開催されるG20大阪サミットの参加国です。(EU諸国含む)
この結果と各国通貨を照らし合わせてみると、日本のFXで取引可能な高金利新興国ではメキシコが一番高く、次にトルコ、最後が南アになります。
このことからも、今後もメキシコペソが強くなる材料とみています。しかし、メキシコペソが強くなれば、高金利のうまみが無くなるため悩ましいところですね。