GTOって聞くと『グレートティーチャーオニヅカ』を頭に浮かべることが多いと思います。(これ思い浮かべる時点で昔ですが、、、最近の若い方はわからないでしょう。またまた、最近の若い方って言う時点でおっさん丸出しです。)
GTOとは、メキシコ合衆国のグアナフアト州の略称です。
グアナフアト州はメキシコ中央高原地域にあり、メキシコのど真ん中に位置する標高の高い高原地帯です。そんな州を簡単に紹介します。
州都
メキシコは合衆国です。32の州(メキシコシティも2016年に州の一つに格上げ)があり、州は知事を筆頭に州政府が形成されており、独自の法律で行政運営がされています。GTOも州のひとつで、32ある州の中で人口は6番目に多い州です。州都はグアナフアト市になります。(州名と州都は同じ名前です。)
気候
中興高原地域で標高が高いことから、湿度は高くなく、過ごしやすいですね。季節は北半球ですので日本と同様です。ちゃんと四季もあります。(日本より明確な四季じゃないかもしれません。)
みどころ
グアナフアト州には2つ世界遺産に登録されています。
グアナフアト歴史地区と鉱山
グアナフアト市は町全体が世界遺産になっており、カラフルな街並みは心が弾みます。また、鉱山の産地で銀の産出で有名です。グアナフアトは日本でも有名ですので、一度はお聞きになったことがあるかと思います。街の至る所にトンネルがあり、そのトンネルも圧巻ですよ。
街並みはこちら、小高いピピラの丘の展望台から撮った写真です。
カラフルな街並みでしょう~
ピピラの丘はこんな感じです。
このピピラの丘へ登ることができるケーブルカーがあるんですが、数年前に落ちるといった事故がありました。その辺はメキシコ品質ってことです。
通称『ピピラ』と呼ばれるフアン・ホセ・マルティネスの記念像がこちら。結構デカイです。このおっさん、独立革命でこのグアナフアトで戦った英雄です。
サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地
サン・ミゲル・デ・アジェンデという街全体がこれまた世界遺産です。こちらもちょっと大人し目の黄色系の色が街全体に映えており、シックなカラフルといった感じです。コロニアル感は絶大で、綺麗な街ですよ。
中心の有名な教会の写真がこちらです。
お隣も有名なお城です。
街はこんな色してます。
ヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地も一緒に世界遺産なんです。サン・ミゲル・デ・アジェンデ市にはなるんですがね。
この教会が有名
あと、世界遺産に登録されていませんが、おススメ名所の紹介。
ドロレス・イダルゴ
私のお気に入りの名所です。
実はこのドロレス・イダルゴはメキシコ独立の発祥の地と言われています。
ここに住んでいたミゲル・イダルゴというおっさんが『メキシコ万歳!!』って叫んだことがきっかけでメキシコ独立革命が始まったとされます。(このおっさんは、独立革命の英雄の1人に挙げられています。) この日が9月16日で独立記念日とされており、メキシコでは特別な日になっています。みんな、『ビバ メヒコ!!(メキシコ万歳!!)』とあちこちで発しています。
その中心の教会の写真です。
実はこの場所は、私のブログのヘッダー画像にしています。ご存知の方はメキシコ通ですね。(もしかしたら、有名な場所でご存知の方、多いかも。)
このドロレス・イダルゴは先にご紹介しました、グアナフアトとサン・ミゲル・デ・アジェンデの中間に位置しています。グアナフアトとサン・ミゲル・デ・アジェンデに観光される際は、是非、このドロレス・イダルゴに立ち寄ってみてください。
在住邦人
グアナフアト州は、近年たくさんの自動車メーカーが進出しており、その部品メーカーも進出しており、日本人が多く在住しています。
グアナフアト最大人口の街レオン、イラプアト、セラヤと主要都市に分散して多くに日本人が働いています。
日本人の在住者が多くなれば、おのずと日本食レストランの数も増えてきており、味のレベルも向上していっています。
治安
治安に関しては、この地域は以前は比較的に治安が安定しており安全な地域と言われていました。日本人の増加と関係があるかどうか調べていませんが、治安悪化傾向にあります。恐喝・車上荒らしは特に要注意ですし、発砲事件も増加しており、巻き込まれにも注意が必要です。
観光地は特に治安が悪いわけではなく、上記の3都市も安心して観光できるといってもいいでしょう。全世界の観光地で注意する(スリやスキミング)といった基本的な注意され怠らなければ、楽しい観光になること間違いありません。
グアナフアト州について紹介しました。とても素敵な街がたくさんあります。
メキシコといったらメキシコシティやカンクンが思い浮かびがちですが、グアナフアト州も捨てたもんじゃありません。魅力が一杯詰まった街です。
行き方
グアナフアト州へは、バヒオ国際空港(レオン空港)があり、そこからグアナフアト市までは、路線バスで1時間程、レンタカーで車なら30分程度で行くことが出来ます。また、グアナフアト市からサン・ミゲル・デ・アジェンデ市までは2時間程度、中間地点くらいにドロレス・イダルゴがあります。
バヒオ空港は、アメリカへの直行便がありアメリカから入ることも出来ます。ロサンゼルス、ヒューストン、ダラス、アトランタなど主要空港から毎日便が飛んでいます。もちろん、メキシコシティ空港からも毎日、数便が就航しており訪れやすいですよ。
空港でレンタカーも借りられるので、レンタカーで観光もいいと思いますよ。
メキシコはジュネーブ条約加盟国ではないので、国際運転免許証が通用しません。しかし、グアナフアト州は日本の運転免許証で運転することが可能です。日本語表記だと見たときに分からないので、念のために国際運転免許証を持っていることをおススメします。交通事情については、前に記事にしていますので、参考になればと思います。
私のブログヘッダー画像についてもご紹介ができました。実は、Twitterのヘッダー画像もそうなんです。
魅力が詰まったGTO、是非立ち寄ってみてくださいね。